用語の解説「た」行
用 語 | 意 味 |
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耐震構造 aseismatic structure |
管路における耐震構造とは、接合部が一体に剛結されず、伸縮や曲げを吸収し、地震などの振動に耐え得る構造をいう。なお、継手部からの管の脱出を防ぐため、離脱防止継手を取りつけて鎖状の構造にしたものもある。 |
耐燃性 burning resistance, flame resistance |
プラスチックが燃焼に耐える性質をいう。 塩ビ管は炎に接すると燃えるが、炎を取り除いたとき自然に消火する性質をもっており、これを自消性 (self-extinguishing) という。 硬質ビニル電線管 (JIS C8430) の試験項目の一つに耐燃性試験が規定されており、ブンゼンバーナーにて長さ約15mmの炎の先端を試験片にあて、1分間放置したのち炎を取り除き、試験片の炎が自然に消えるかを調べる。 |
弾性 elasticity |
固形物質に力を加え変形させたのち応力を取り除くと、ただちに原形にもどる性質をいい、このときの変形を弾性変形(elasticity deformation) という。また、応力を取り除いても、ただちに原形にもどらなくなるときの応力の下限を弾性限度(elastic limit) という。 |
動水こう配 hydraulic gradient |
水が流れるに必要な水頭とその距離との比をいう。通常、文字Ⅰを使い、流量計算図表では比率を千分率‰(パーミル)にて表わしている。 |