TOP > 製品の概要 > 製品の特徴 > 硬質塩ビ管の耐用年数は50年以上という評価結果

水道管や下水道管として使用される塩ビ管は、金属製やコンクリート製の管と比較して 建設コストが安く、経済的な管材料です。また以下のように耐用年数も50年以上という評価結果が得られています。
   
実際に埋設して使用されている塩ビ管の品質状況を確認するため、全国47の水道事業体で5~34年間使用した塩ビ管を111本切り取り、各種性能を確認しました。
   
使用中の塩ビ管の直接診断試験
  (財)水道技術研究センターが、昭和63年より実施してきた「鋳鉄管・鋼管・塩ビ管診断専門委員会」の調査研究に伴い、使用期間が5年から34年の塩ビ管の性能試験が行われ、以下の結果を得ました。
  (1) JIS 及び JWWA 規格の性能規定での評価
    引張り試験、扁平試験、水圧試験の結果、供試体は何れも規格値を満足していました。
  (2) 規格値以外の諸物性値
    管の内外面の外観、埋設による管の扁平情況、引張り試験に伴う伸び率、クリープ試験、接着接合 部の強度試験等を実施しましたが、異常は認められませんでした。
  (3) 管及び継手の経年変化
    実施した試験の結果、引張り強さ、扁平強さ、接着強さ等の経年劣化は認められませんでした。50年経過後の引張り強度として53MPa以上が期待でき、この値は規格値を満足します。
塩ビ管の長期寿命を予測するため、内圧クリープ 試験や材料疲労試験を行い、さらに埋設試験によ り、重車両の荷重による影響や、50年間に埋設管 に加わる最大荷重から、安全性を評価しました。
   
建設省の浅層埋設に伴う塩ビ管の評価
  (財)道路保全センターが、平成10年に実施した「道 路占用埋設物件の浅層化技術検討委員会」の調査の結果、建設省は平成11年に水道管等を国道下に埋設する深さを、従来より浅くできる事を通知しました。
  (1) 最大荷重での検討
    50年の埋設期間中に発生する、最大級の荷重に塩 ビ管は耐えることが分かりました。
  (2) トラックによる振動荷重での検討
    トラックの走行試験より、50年間の振動に対して、塩ビ管が疲労破壊しないことが分かりました。
● 内圧クリープ試験による塩ビ管の寿命評価
  京都工芸繊維大学とのプラスチック管の耐用年数に 関する共同研究で、塩ビ管の寿命として、50年後のクリープ強度は25.0MPaであることが分かりました。この値は現在、塩ビ管が使用している設計応力に対して2.3倍の値となっております。